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アキュフェーズ DP-720 発売 製品概要

new 一体型SACDプレーヤー「DP-720」 
 
    ¥1,210,000税込み   2013年12月上旬発売

DP-720は、究極の一体型SA-CDプレーヤーとして、
いままでのSA-CD再生テクノロジーの集大成として誕生しました。
①外部振動を受けにくい筐体構造、

②高剛性・高精度のコンストラクション
③防振・制振化および低重心化ノメカ・ブロック、
④静寂でスムースなローディング機構、
⑤アルミ削り出しの高品位ディスク・トレイ
などの開発目標のもと、高精度メカニズムを一層磨き上げて完成いしました。

《SA-CD ドライブ》は総重量9.5kgにもおよぶ本体を強固なシャーシでしっかり固定、
ドライブのローディング・メカやメカ・ベースを高剛性構造とし、
逆に《トラバース・メカニズム: ディスクの回転部分とピックアップ部分が一体となった心臓部》を積極的に軽量化、ローディング・メカからフローティングさせた分離構造としました。



そして大型ブリッジ・カバーはアルミブロックからの高精密切削加工で1.4Kgもの重量級設計です。土台となるメカ・ベースに固定され強固な一体化構造体を形成しています。

DP-720ではチャッキング用マグネットにネオジムを採用、8極着磁ヨークとすることで
ターンテーブルとディスクを均等かつ強固に固定し、ディスクの面ブレを低減しました。

DP-720 はSA-CD、CDのほか、DSFファイルフォーマットによるサンプリング周波数2.8224MHz/2チャンネルDSDディスクが再生可能です。

HS-LINK端子からSA-CD、CDのデジタル出力を出力可能、DC-901などとの接続も可能です。


ディジタル 処理はDSD帯域のノイズシェーピングを実現するため
MDSD:Multiple Double Speed DSDという独創的な方式を搭載。

・可聴帯域外の信号(ほとんどノイズ成分) に対してはハイカット・フィルター
・可聴帯域内の信号に対しては、MDSと同じように変換誤差を打ち消す機能を持つ

FPGAによるディジタル演算部と絶妙な「移動平均フィルター」回路をD/Aコンバーターに組み入れた独創的な再生方式MDSDにより量子化ノイズを取り去ることができました。

「32bitハイパーストリームTMDAC」 ES9018を
8回路並列駆動させ、1回路に比較して3倍の性能向上を実現させた
『MDS++変換方式 D/A コンバーター』を搭載 。

ディジタルプロセッサー部を完全独立させ、HS-LINK、同軸、オプティカル、USBのディジタル入力端子を装備。


続々、ご予約承り中! 

DP-720に関しまして初回ロットは予定満了いたしました。
次回分は2014年1月中旬となります。 

11/28 追記

 DP-720を聴きました。



メカニズムの振動対策面、OPアンプのノイズ面、
0.0006%というひずみ率でも一部セパレートをも凌駕しようかという

ハイスペックを誇る一体型CDプレーヤー。

なんでも一日に手作業で6個しか出来ないとかいわれている
外観のパーシモン(柿)の仕上げが相変わらずすばらしい。

色と仕上げが深いです。

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

アキュフェーズ E-600 新発売 製品概要

newインテグレーテッド・アンプ E-600  

       ¥ 748,000 税込み      2013年11月中旬発売

更に進化した「AAVAボリューム」
そのほか「ヘッドホーン出力」「位相切り替え」「EXT PRE 機能」を搭載し、
40周年記念モデルのエッセンスを限りなく注入した新世代リファレンス・インテグレーテッド・アンプです。

ボリュームノブは、セパレート上位機種と同じものを搭載。
アルミブロックからの削り出し、自社開発のボリュームセンサー機構により、
「AAVAボリューム」にフィーリング良く伝えられます。

「AAVAボリューム」の性能を左右する要素である
入力のバッファーアンプに高性能アンプを5個並列に接続し、高SN比化を図っています。

インスツルメンテーション・アンプ方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能。

パワーアンプ部分には、MCSから更に進化した『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

出力素子は、パワーMOSFETを使用し、3パラレル・プッシュプル駆動で、
低負荷インピーダンスの駆動能力を大幅に向上させ、
理想的にスピーカーを「低電圧駆動」しています。

純A級による150W/1Ω(音楽信号に限る)、120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ω×2のリニア・パワーを保証。

プロテクションにMOSFETスイッチを搭載、ダンピングファクターは従来比2.5倍の500を実現。

プリ部とパワー部の電源はそれぞれ専用電源をもち、
大電力容量電源トロイダル・トランスと、大容量フィルター・コンデンサー2個による強力電源部です。

POWER INボタンにより、プリ部、パワー部を独立したアンプとして使用できます。

オプションボードはPNONO用(AD-30)、DAC用(DAC-40)、ライン入力用(LINE-10)などから2枚増設可能。

ご注文承り中! 売れてきています!11/28PM現在、年内納品は間に合います。

11/28 追記

試聴いたしました。

音は実に懐が深くてパワフルです。

しかも雑味が無いという点ではセパレートをも凌駕しているかも知れません。

低域の押し出しも吹き上がるように凄く、仕上がりは歴代プリメインの中でも圧倒的です。

ものすごいプリメインの登場です。

おなじみになったプロテクションにMOSFETスイッチ基板

定格電流:240A仕様のMOSFETスイッチなどによって
従来比2.5倍のダンピングファクター500を実現。

ボリューム・ユニットは プリアンプ C-2820に搭載されているものと同等の自社製ハンド・クラフト品。

外観についてはひとつだけ、

一番上の写真、フロント・パネルの閉まった状態のサブ・パネルをご覧ください。

なんと 型式が刻印されています。
プリントではありません。

プリアンプC-3800 など40周年記念モデルには 採用されているのですが、
当店のリファレンスでもあるプリアンプ C-2820 メーカー希望価格 ¥1,26,0.000税込み
にも入っていません。
刻印はそのカテゴリのフラグシップのみということでしょうか・・(涙)

指でなぞった感じはほぼいっしょなのですが、
少し離れて字を見ると刻印のほうが少し濃いです。 

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

8月の試聴会 ご案内 DYNAUDIOコンフィデンスC4Ⅱ アキュフェーズ

8月24日(土) 、 25日() 
盛況のうちに終了いたしましたが、
アキュフェーズの製品 DP-550、A-200、C-2120、P-4200 は引き続き聴いていただけます。

  
DYNAUDIO  コンフィデンスC4Ⅱ

 
アキュフェーズ  プリアンプ C-2120  パワーアンプ P-4200 
準備中!
 

 
当店試聴会スピーカーのなかでも コンフィデンスC4Ⅱ  の全長は過去最長かもしれません。 
 

アキュフェーズ パワーアンプ A-200 でも お試しいただけます。

8/27 追記

沢山のご来場ありがとうございました。

*DYNAUDIO

アキュフェーズ本社 訪問

5月30日、31日と研修出張で、
横浜のアキュフェーズさんに行きました。
 
お取引は長いですが、本社にお邪魔したのは初めてです。

40周年記念の昨年もお誘い戴きましたが、当方の都合で伺えませんでした。

青葉区の本社に着きました。

なにか高級住宅街の丘の途中といった佇まいですが、

1972年創業当時は周りには何も無かったそうです。


会議室にて

新製品プリアンプ C-2120、パワーアンプ P-4200の技術勉強

P-4200の新3段ダーリントン接続によるダンピング・ファクター改善のお話は、いずれ newsに於いてご紹介致したいと存じます)  の後、

試聴室で
C-2120 + P-4200 vs C-3800 + A-200のブラインド比較試聴いたしました。



CDプレーヤーはDP-900 +DC-901 でスピーカーはB&W 800Dです。

社内でもこの部屋は技術の方、営業の方が交代でブラインド・テスト試聴をされるそうです。

新しいサーキット、レイアウト、部品などが替わる際に、先入観にとらわれない様に行われるのだと思います。

以前に、三菱DIATONEさん(郡山)や、SHRAP音響工場(東広島)の無響・測定室(巨大プールに吸音材が敷き詰められている)も拝見したことがありますが

アキュフェーズさんの試聴室は、ほとんど実際にお客様が使用される部屋と同じ条件ですので

どなたが聴かれても違和感が無いと思います。

製造ラインと検査室、設計室、
(設計の3次元CADがすごい!モニター上ではヴォリュームだって輪切りにしちゃいます。

基板と基板の隙間にもどんどん入っていけます。
スターウォーズのデス・スター内部を飛んでいる感覚です。沢山の壁がI-Vアンプ基板です。

実際には基板との距離であと○○mm大きな部品が実装できるとか、放熱のシュミレーションとかされているそうです。)

サービス室も見学させて頂きました。

サービス室は当店から修理状況をTELしたりして想像していたところより少数精鋭部署で
イベントで来店いただきお世話になった高橋さん とも旧交を温めました。

アキュフェーズさんは家電メーカーのサービスと違って相当古くなった製品でも修理を受け付けてくれます。

そのため、もう新品では入手出来なくなったリレーなどの機械パーツも全分解クリーニングして
再使用できるよう専任スタッフさんがいらっしゃったのにやはり関心いたしました。

アフター5 は、
アキュフェーズの皆様が日ごろ御用達のご近所のお店で親睦会がありました。


アキュフェーズ本社近くの たまプラーザ駅 から、バスで新横浜のホテルまで帰路につきます。

途中、

七万人収容できる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の横を通りましたが、

ここでは8日後の6/8、一大イベントが行われます。

サッカーではなく、ラグビーでもなく、AKB総選挙です。(笑)

 

アキュフェーズ認定の正規取扱店バナー 


翌日、帰途につく新幹線の乗車時間に余裕がありましたので、

みなとみらい まで足を伸ばしました。

横浜市営地下鉄で260円です。


海沿いを散歩しました。

昨夜の雨も上がって良い天気です。

赤レンガ倉庫から汽車道を通って、日本丸公園の芝生に寝そべってみました。

芝生に寝そべるなんて何年ぶり?

何処かの中学校の修学旅行生もたくさん来ていて、

男女5人くらいの班で行動しているようです。(かわいい)

少し先のジェットコースターの方から「わー、きゃー」と幸せな歓声が聞こえます。


と、  スワッ!
のどかな空気を切り裂くような緊張感が私の身体を起こさせました。

目の前の運河を見ると、同時に向こうからもこっちを見ています。

何だ!?
7名くらい乗った警視庁か、神奈川県警か、公安警察か、海上保安庁かのゴムボートからこっちを見ています。

夜になると赤外線暗視もできるであろう高性能・双眼鏡の威圧が半端ではありません。

もしかしたらSCOPEから直接ビームが出て、弾でも飛んで来るんではないかと思うくらいの迫力です。

警備の訓練か・・

いや緊張感がそうではないと語っています。

もしかしたら、テロ予告でもあったのか?

ゴムボートは目の前から静かに去ってゆきました。


帰広して夜 ニュースで
「第5回アフリカ開発会議」がみなとみらいであったことを知りました。 

遅ー

やはり本番だったのですね。

不審者とみられなくてよかった。

歴代のアキュフェーズ製品、ずらり・・



いちばん左上の三機種が 記念すべき第一号機  C-200、P-300、T-100 (1973製) です。

この3モデルだけ サイドパネルがゴールドです。

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ
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アキュフェーズ パワーアンプ P-4200発表

new パワーアンプ「P-4200」新発売。 

価格539,000円(税別 490,000円)。 2013年7月上旬   

 

アキュフェーズ新製品資料より

1972 年創立以来、スピーカーの理想駆動を目指したアキュフェーズのパワーアンプは、ハイエンド市場を常にリードして数々の銘機を生み出し、その時代時代においてブレークスルーの役目を担ってまいりました。
その中で、創業 40 周年記念モデルとして発売した、最高峰の『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までのパワーアンプ技術の集大成として、名実ともにパワーアンプの頂点をなす性能・音質を備え、歴史に残る画期的モデルとして絶賛されています。

今回ご案内の新製品『ステレオ・パワーアンプ P-4200』は、A-200 の卓越した設計テクノロジーを導入し、P-4100 全回路構成の完成度を高めてフルモデル・チェンジ、ダンピングファクターの改善、高 SN 比の追及、出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用など、高信頼性とより純度の高い増 幅を可能にして音質を向上させた自信作です。 

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注 1)に影響されないで、スピーカーが持っている表現力を 100%引き出すには、スピーカーを「定電圧駆動」(注 2)しなければなりません。つまりアンプ出力の「低インピーダンス化」です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみの発生を防ぐことができます。 

本機の出力段は、Pc が 220W のハイパワー・トランジスターを、チャンネル当たり 3 ペアー使用したパラレル・プッシュプル駆動により、アンプ出力の『低インピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。音に対するこだわりと魅力溢れる音を目指し、安定した動作を確保するため、筐体の外部左右に取り付けた大型ヒートシンクにより放熱効果を高め、1Ωの超低インピーダンス負荷で 500W/ch(音楽信号に限る)を達成しました。そして、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωと、負荷インピーダンスに対してリニアなパワーを実現、超低インピーダンスのスピーカーやインピーダンスのうねりの激しいスピーカーも高音質を維持したまま楽々駆動することが可能です。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

これらの動作を支えるのが、高効率大型トロイダル電源トランスと、大容量フィルター・コンデンサーです。電源トランスは P-4100 に比べてさらに容量アップを図りました。大容量フィルター・コンデンサーには A-200 のノウハウを投入した 47,000μF×2 の高音質・大容量を新規に開発、激変する負荷インピーダンスにもびくともしません。 

本機はアンプ全体の構成に、インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能となりました。パワーアンプ部分には、アキュフェーズ独自の『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

そして高域の位相特性に優れ、高安定度と周波数特性が両立したカレント・フィードバック増幅回路を搭載、位相補償の必要はほとんどなく、少量の NFB で諸特性を改善することができるなど、電気的性能の更なる向上を図っています。

今回出力回路に直列に接続されたコイルについても見直しを行い、巻数を減らしてインダクタンスを低減することにより、無駄なエネルギーロスを少なくしています。これに よりパワーアンプのパワーバンドワイズを広くすると同時にスピーカーとパワーアンプの結合度を密にし、より高音質な再生を可能にしています。 

外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を装備、入力端子やスピーカー端子など音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して、音の純度を徹底的に磨き上げました。
パネル面には大型パワーメーターを配置、伝統的なシャンペン・ゴールドパネルと相俟ってリスニングルームの雰囲気を一段と優雅にします。 

(注 1)アンプ出力とスピーカーのインピーダンス

 スピーカーのインピーダンスは、周波数によって大きく変化します。
このインピーダンスの変動に無関係な一定信号電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
つまりスピーカーのインピーダンスに関係なく供給電圧は一定ですから、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
通常のアンプでは 4Ω 負荷ぐらいまでは楽に定電圧駆動ができますが、インピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、3~2Ω では発熱も多くなりついには出力トランジスターが破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの出力を要求されるので、巨大な出力段と電源部が必要となり、基本から考え方を変えた設計を行わなければなりません。

(注 2)定電圧駆動(アンプ出力の低インピーダンス化)

アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。負荷がスピーカーの場合、スピーカーで発生する逆起電力が信号を歪ませることになります。これをNFB によって入力に戻し、出力段を制御して逆起電力を吸収します。これが瞬時に行われるので、逆起電力の影響を受けない理想的な出力をスピーカーに送ることを可能にしています。 

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して、動的に低インピーダンス化することは大変難しく、理想的なスピーカー・ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的な低インピーダンス化が可能となります。従って、パワーアンプの出力インピーダンスは、出力素子そのものを大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねばなりません。


1.インスツルメンテーション・アンプ構成のパワーアンプ 
 ←図をクリックしてご覧ください。

P-4200 は、『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』構成を導入しました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化(温度や放熱などの対流変化)に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


2.さらに進化した『MCS+』回路を搭載 
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部分に、優れた性能と音質を誇る『MCS+』回路を搭載しました。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる、アキュフェーズ・オリジナルの回路方式です。 

『MCS+』回路は MCS をさらに進化させたもので、初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を『電流-電圧変換部』の A 級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現する回路です。本機は、『MCS+』回路を搭載することで、優れた電気性能と合わせて、優れた音質をも実現しています。

3.チャンネル当たり 500W/1Ω(音楽信号に限る)、360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωのパワーを保証
 

大出力のパワー増幅器に使用される半導体は、コレクター損失が大きく、高周波特性、耐破壊特性に優れた素子が選択されます。本機には、周波数特性、電流増幅率リニアリティ、スイッチング等の諸特性に優れ、コレクター損失 220W、コレクター電流 15A という大電力オーディオ用パワー・トランジスターを採用しました。この素子を 3 パラレル・プッシュプルで構成し、さらに 3 段ダーリントン接続を行い、低インピーダンス化を図りました。 


そしてこれらの素子を、大型ヒートシンク上に取り付け、効率的な放熱処理をしています。 
この余裕ある設計により、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ω と低インピーダンス負荷までリニアな大出力を実現、また、リアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。 
←図をクリックしてご覧ください。
 

 第 1 図(下記)が本機の出力増幅段を示すサーキット・ダイアグラムです。第 2 図は本機の出力電圧/電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。超低出力インピーダンスによって、負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定となり、電流のみがリニアに増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。実測値は、クリッピングパワーが 1Ω の超低負荷で 512W、2Ω:389W、4Ω:243W、8Ω:152W という、十分な余裕を持った設計になっています。 
←図をクリックしてご覧ください。


出力素子の並列駆動について

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。また物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作を約束します。 


本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも楽々と耐えることができます。アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率やSN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されました。このようなゆとりある 
電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています。 

4.高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部に、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用しました。右図にその基本原理図を示します。 

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流を I-V 変換器で『電流-電圧』変換して出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンスが極 
めて低いので、位相回転が発生しにくく、その結果位相補償の必要は殆どありません。このように、少量の NFB で諸特性を大幅に改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。 

上図に電流帰還増幅器の利得を変化させた場合の周波数特性を示します。この回路では、利得の大小による周波数特性の変化がほとんどなく、広い帯域にわたって一定の特性であることが分かります。

5.ブリッジ接続により 1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ω の純粋モノフォニック・アンプにアップ・グレード 


ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端にスピーカーを接続する方法です。これにより理論的には、ステレオ駆動時の 4 倍の大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。 


本機のブリッジ接続は、リアパネル側のモード切替スイッチをブリッジ・ポジションにするだけで簡単にできます。この方式は、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。 ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給することができます。


送信側機器から同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+)とインバート(-)の信号を出力します。受信側はこれを(+)入力、(-)入力で受けて差信号を取り出します。この時、妨害雑音によりケーブルの中で発生するノイズ成分は、両極に同相で入るため、差信号を作る過程で打ち消されます。 
 

6.外来誘導雑音を受けにくいバランス入力を装備 
 

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。バランス伝送の原理は図に示す通りで、
←図をクリックしてご覧ください。

機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音によって信号が妨害され音質に影響を与えます。本機は、同相信号を除去する能力に非常に優れた『インスツルメンテーション・アンプ』方式を採用しています。これにより、受信したバランス信号からノイズを打ち消した理想的な差信号を作り出すことができます。 


7.残留ノイズも減少、『インスツルメンテーション・アンプ』方式によるゲイン・コントロール 
 

 『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階》が可能になりました。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動用として使用し、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。 


8.高効率大型トロイダル・トランスと大容量フィルター・コンデンサーによる強力電源部 


全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって最も重要な部分です。本機には、さらに容量アップされた新開発の大電力容量の高効率トロイダル・トランスを採用しました。
さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いてケースに固着、外部への影響を遮断しています。 また、整流器を通過した脈流を直流に変換するアルミ電解コンデンサーには、47,000μF の大容量・高音質タイプを 2 個搭載し、絶大な余裕度を誇っています。 
この電解コンデンサーは、熱収縮スリーブにより絶縁され、大容量で、かつ振動を吸収する構造になっています。
 

9.入出力端子を金プレート化

入力端子、スピーカー端子は、通常真鍮が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ない、徹底した音質の向上を図りました。特に、使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートより厚い処理を施すなど、一層の信頼性向上に対処しています。


10.ダンピングファクター500 を実現

回路や NFB 経路等の見直しにより、アンプの出力をさらに低インピーダンス化を行い、P-4100 に比較して約 2.8 倍のダンピングファクター(DF)500 を実現、一層の音質向上に寄与しています。ダンピングファクターは、一般にアンプの出力インピーダンス(Z)とスピーカー・インピーダンス(R)の比(DF=R/Z)で表され、パワーアンプがスピーカーを駆動する場合に、その制動力を示す指標となります。DF の数値が大きいほど、アンプがスピーカーをコントロールする能力が高く、低音に締まりが出てくるとされていますが、これはアンプの出力インピーダンスが小さいほど、スピーカーからの逆起電圧を吸収して不要な振動を抑える役目をすることによります。 

また、細いスピーカー・ケーブルを長く引き伸ばすと、ケーブルの持つインピーダンスも影響して DF が悪化しますので、ケーブルの選択と長さにも十分注意が必要です。 


11.プロテクションに『半導体(MOS FET)スイッチ』の採用

アンプの異常動作時などにスピーカーをを保護するため、一般的に機械式接点を持つ『出力(プロテクション)リレー』が使用されますが、本機は 40 周年記念モデル純 A 級パワーアンプ A-200 の技術を取り入れ、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を搭載しました。この素子は、《定格電流:160A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワーMOS FET』で、機械的な接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また、音楽信号が接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。




12.アナログ式大型パワーメーターを装備

モニターに便利なアナログ式の大型パワーメーターを装備しました。時々刻々変化する信号のピーク値を捕捉し、対数圧縮により広いパワーレンジを直読することができます。 
また、アナログ式でありながらピークホールドが可能で、3 秒/∞切替えとメーター動作及び照明を ON/OFF するスイッチも装備しています。ホールドタイムの∞は動作中の最大パワーを常に更新して表示します。

 
 

13.大型スピーカー端子を 2 系統装備、Yラグやバナナ・プラグが挿入可能

太いスピーカー・ケーブルにも対応できる、大型スピーカー端子を 2 系統装備しました。 
端子の素材は、真鍮無垢材を削り出して金プレート化、さらにケーブルの端末処理がスムースにできる『Y ラグ』や『バナナ・プラグ』の挿入が可能となっています。

スピーカーA/B の 2 系統を切り替えて使用することができます。 


1. スピーカー端子 A/B を使用してバイ・ワイヤリング接続が可能

←図をクリックしてご覧ください。

スピーカー・ケーブルを一組追加し、スピーカー切替ボタンの《A/B 2 系統:ON》によって、スピーカーの LOW(低音域)/HIGH(高音域)を分離した『バイ・ワイヤリング』接続が可能です。 
 

・バイ・ワイヤリング接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットそれぞれが発生する逆起電力による、ネットワークを通しての影響(相互干渉)を少なくし、音の濁りやひずみ感を低減することができます。
 

・バイ・ワイヤリング接続の場合は、ネットワークを内蔵し端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、通常の《NORMAL》ポジションです。 

←図をクリックしてご覧ください。
 


2. モード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションに切り替えてブリッジ接続が可能 


リアパネル側のモード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションにするとブリッジ接続への切り替えが簡単にできます。P-4200 では、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。
 

・ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを 
実現、量感溢れるパワーを供給することができます。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《BRIDGE》ポジションにします。 
 

・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。
←図をクリックしてご覧ください。


3. モード切替スイッチを『DUAL MONO』ポジションに切り替えてバイアンプ接続が可能


リアパネル側のモード切替スイッチをデュアル・モノポジションにすると、L チャンネルの入力信号を両スピーカー端子から出力することができ、低域/中高域用スピーカー専用のバイアンプ駆動用として使用することができます。但し、ステレオ再生の場合は P-4200が 2 台必要になります。

 

・バイアンプ接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットの逆起電力による相互干渉を、前述のバイ・ワイヤリング接続より積極的に軽減することができ、かつ P-4200 がモノフォニック・アンプ仕様となるため、左右チャンネル間の干渉も少なくできます。
 

・バイアンプ接続の場合は、ネットワークを内蔵し、端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《DUAL MONO》ポジションにします。

←図をクリックしてご覧ください。

 

・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。

 

←図をクリックしてご覧ください。



6/25 追記

P-4200のカタログにもDF(ダンピングファクター)500と記載されているようです。
(一般的には保証値ですので、実測はもっと性能があるとされています)

DFについて少し追記いたします。
DFの改良は、上記に記載されているような低インピーダンス電源を初めとして
、いろいろな要素の総合性能で変わっていくようです。(測り方などはここでは省略いたします。)

P-4200のDFの改善ポイントに特化して書きますと
大きくは3点行われているようです。

1.出力段で3 段ダーリントン接続にされたこと。

普通ダーリントン接続は「電流特性を大きくする」とされていますが、
ここで3段にしたことで⇒第1図でご確認ください。
DF(ダンピングファクター)が約100倍になったということです。  


2.負帰還回路(ネガティブ・フィード・バック)を新しくバランスド・リモート・センシングとした。


純A級MONOパワーアンプA-200までは
リモート・センシングで+シグナルから負帰還をかけていたのですが、今回新しく信号のマイナスGNDからもアンプのマイナス側に負帰還がかけられています。
負帰還のバランス動作です。これによってDFがさらに向上いたしました。


DF(ダンピングファクター)を上げるためには
負帰還(ネガティブ・フィード・バック)を際限なく多くかければ理論上、静特性(音楽信号が入ってきていない状態のカタログ・スペック)はいくらでも改善するという昔からの説がありましたが、
アキュフェーズは負帰還に頼るアンプ特性はまったくだめという結論を持っておられるようです。

安直に負帰還(ネガティブ・フィード・バックNFB)を際限なくかけて見かけの特性を良くする解決方法は、実際に音楽再生したときの動特性も良くありませんし(音が悪くなる)、アキュフェーズ技術部が考えられる色々な定数で実験を試みてみても静特性(音楽信号が入ってきていない状態)の実測でさえ、スペック的にもある限界から全然だめということでした。



3.パーツを見直す
ということで、上記にあるようにリレーからMOS FETスイッチへの変更。

リレー1個は接触抵抗が10mΩくらいあり、
以前のモデルでは、機能的にリレーは1つでよいのに、2個並列に接続して電気的インピーダンスを下げるといったアキュフェーズ独自の涙ぐましいアイデアでの改善は行われてきましたが、
MOS FETスイッチに変更することによってリレーを信号ラインから取り去ることが出来、音楽信号も汚さず、回路の低インピーダンス化も計れ、DF(ダンピングファクター)なども大幅に改善したようです。

半導体であるMOS FET(ON抵抗が0.0016Ω)にはもともと接触抵抗はないので、高価ですがDFには非常に有利に働きます。

アンプ安定性に不可欠な発振防止用コイルは巻き数(長さ)を減らしたとのことです。
ちなみにA-200のコイルの直流抵抗は約1.8mΩ、 A-65は2.2mΩ 、P-4200は2mΩとなっているそうです。

これらの総合特性でDF(ダンピングファクター)トータルが決まってきます。
DFのほうはA-200  1000、 A-65  400 、P-4200  500となっています。

10mΩ以下の接触抵抗はテスターでは測定限界を超えていて、正確な数値が出ないので、
アキュフェーズ技術部では独自のテスターを製作されています。

DF(ダンピングファクター): 1000がどれだけの数値か比較で申し上げますと
普通のアンプ内部配線に使用されている最大クラス・サイズの
AWG14(直径1.628mm)というケーブルがありますが、
このケーブルの直流抵抗約8mΩです。
AWG14  1mのDFを測るとこの値が約1000だったそうです。

理想のアンプの格言として
「ストレート・ワイヤー・ウィズ・ゲイン」
(ストレートケーブルのように信号の情報量を失わず、要らないノイズ、もともと無かった個性も付け加えない・・しかも利得を持ったアンプ)
というのがありますが、まさに技術がそういう域に入ってきているのでしょうか。 

 

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

 

アキュフェーズ40周年記念モデル、セット納品

アキュフェーズ40周年記念モデルを納品いたしました。

実際の納品は、ゴールデンウィーク前だったのですが、投稿が本日となりました。

納品にきた商品は
アキュフェーズ 
SACDトランスポート DP-900
デジタル・プロセッサーDC-901 、
プリアンプ C-3800
パワーアンプ A-65
クリーン電源 PS-1220
スピーカー B&W  802 Diamond  などです。

802 Diamond のセッティングは当店と同じ、キャスターを外して、ソフト・スパイク仕様とさせて頂きました。



オーナー様は以前から
スピーカーVictor SX-9000をご愛用されていまして、この度、B&W  802 Diamond  に換えられたのですが、
非常に気に入っていただき、よかったです。

全てのアンプ類を
ADKのラック(このラックは シンプル&豪華で好いのに、残念ながら現在はディスコン品です)
に収納して、セッティング終了、音だしも良好です。

これから少しずつエージングが始まってさらに良くなるのが想像できる音です。

有難う御座いました。

たまたま 3月末、4月と
アキュフェーズの高級機種を数多くお求めいただいた為、ブログ内容も、ストラヴィンスキー、レスピーギにあやかって
アキュフェーズ 三部作となりました。

オーナーの皆様、有難う御座いました。 そして楽しんでください。

*BW      B&W     *アキュフェーズ2009~   *クリーン電源
*スナップ   ADK記事   アキュフェーズ~2008    

アキュフェーズ総合カタログ

親子二代に亘るアキュフェーズ・ファン

本日の納品先は
当店のお馴染みさんの息子さんのお宅です。

今日はアキュフェーズ A-65
 をラック中央にセットさせて頂きました。



ほかにはアキュフェーズ C-290V や B&W N802などご使用です。
ラックの上のフィギアもいいね!

お馴染みさんであるお父様の方は、
さらに筋金入りのアキュフェーズ・ファンの方です。

ざっと思い出すだけでも
アキュフェーズDP-100、DC-101、
アキュフェーズC-2810、アキュフェーズC-27、
アキュフェーズT-1000、アキュフェーズA-50V、TANNOY Canterburyなどご愛用です。



親子二代に亘るアキュフェーズ・ファンでいらっしゃいます。

あっ、そういえば、
この前11日、12日のアキュフェーズ・フェアにご家族でお越し頂きましたけれど、
アキュフェーズ眼鏡拭き(CD拭き)もプレゼントしなかったかも・・(まだいっぱい余っていたような)
ついついお馴染みさんには反って忘れてしまいます。
今度お見えの時にお渡ししましょう・・

アキュフェーズ プリアンプ C-2120 発表

new プリアンプ「C-2120」新発売。 価格517,000円(税別 470,000円)。      2013年7月中旬

オプション・ボード ディジタル入力ボード DAC-40、価格88,000円(税別 80,000円)。
アナログ・ディスク入力ボード AD-30 価格 66,000円(税別 60,000円)。
ライン入力ボード LINE-10 価格 8,800円(税別 8,000円)。      2013年7月中旬 
 

 

アキュフェーズ新製品資料より

創業 40 周年記念モデルとして発売した、最高峰のプリアンプ C-3800 は、全世界のオーディオ・ファイルから絶賛のお言葉を頂戴し、性能・音質ともプリアンプの標準機としての揺るぎない支持を得ることができました。『Balanced AAVA』を搭載し、入力から出力まで完全バランス構成を実現した C-3800、この思想・技術を受け継いだ兄弟機のプリアンプ C-2820、C-2420 が既に誕生し、高い評価を頂いています。 


今回ご案内いたします新製品『ステレオ・コントロール・センターC-2120』は、これら C-3800 などの卓越した設計テクノロジーを導入し、C-2110 全回路の完成度を高めてフルモデル・チェンジ、さまざまなソースに対応する機能性と高音質を目指した自信作で、プリアンプのボリュームゾーンをなす製品です。 


アナログ・プリアンプの概念を根本から変えた革新的技術:『AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)』はプリアンプ C-2800 に初めて搭載、それ以後アキュフェーズは、AAVA 技術を常に進化させてきました。AAVA は、あくまで純粋なアナログ処理によるボリューム・コントロールです。

従来の可変抵抗器を追放することにより、
①圧倒的な高 SN比 
②超低ひずみ率 
③音量調整による周波数特性の変化や音質変化が少ない
④左右の音量誤差(連動誤差)が極小
⑤左右のクロストークが極小
 などボリューム・コントロールの性能・音質上の諸問題を解決し、今までのボリューム概念を一変させました。
さらに 重要なことは、AAVA が信頼性の高い半導体部品類で構成されているため、機械的摩耗が 
なく、その性能・音質を長期に亘って維持できることです。そして、パネル面のボリューム・ノブを回して(音量ボリューム値)その位置を検出しますので、通常のアンプと同一感覚で操作できます。

C-2120 はトランス、フィルター・コンデンサーなど電源部を左右独立構成、さらにライン入力、バランス出力、AAVA などの回路を構成しているユニット・アンプ群を左右チャンネルに分けてマザーボード上に配置、しっかりと固定しました。
このモノ・コンストラクションにより、チャンネル間の電気的・物理的干渉を防止しています。

本機の大部分は《ボリュームと一体化したラインアンプ》が占めていますが、プリアンプとして多くの機能を搭載、高音質設計のトーンコントロールを初めコンペンセーターなどの音質調整機能、レコー ダー機能も備えています。

入・出力端子に直結し最短距離で信号切り替えができるロジック・リレーコントロール、接続を変えることなく簡単に他のプリアンプを活用することができる『EXT PRE』機能、外装にアルミ押し出し材を使用した重厚なリモート・コマンダーも付属しています。

また、オプション関係の拡張性を高め、192kHz/24 ビットまでのハイビット・ハイサンプリングに対応した USB 端子付き『ディジタル入力ボード:DAC-40』を新しく開発、PCにダウンロードした《音楽ライブラリー》を USB ケーブルで接続して高音質な音楽再生を可能にします。

また、OPTICAL、COAXIAL、USB の各端子を選択できる『DAC 入力切替ボタン』を装備し機能性を追求、ロックしたディジタル信号のサンプリング周波数を数値表示できる機能もプリアンプとして初めて装備しました。

アナログ・レコードの再生にも新開発の『アナログ・ディスク入力ボード:AD-30』を用意、MC/MM カートリッジに対応するゲイン(MC: 66dB、MM:40dB)と MC 負荷インピーダン(30Ω/100Ω/300Ω)を見直して、MC/MM あらゆるカートリッジに対応したハイグレードなレコード再生が可能です。

本機のデザインは、左右に入力セレクターと音量ボリューム・ノブを設け、ファンクションのほとんどをヒンジド・パネルに収納、ゴールド調のパネルフェースを基調にしています。 
またサイドパネル面はアルミ素材に落ち着きのある光沢塗装仕上げを行い、高級感あふれる 
優美な雰囲気を醸し出しています。

アナログ高級プリアンプとして、全素材・パーツを極限まで吟味、高音質再生を追求したC-2120 は、あらゆるソースに柔軟に対応し、いきいきと潤いに満ちた深い表現力で音楽感動を伝えてくれるものと確信しています。


1.画期的な AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)方式ボリューム・コントロール
 

プリアンプの主な機能は入力の選択と音量調節です。
この中で音量調整機能は性能と音質を左右する最も重要な部分です。
一般的に音量調節は可変抵抗器を使用して、その機械的回転と接触により抵抗値を変化させて音の大きさを調節しますが、本機に搭載している『AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)』は、アキュフェーズの特許技術で全く新しい概念のボリューム・コントロール方式です。音楽信号が可変抵抗器を通らないため、インピーダンス変化の影響を受けません。これにより、高 SN 比、低ひずみ率で、音質変化もほとんどなく音量を変えることができます。 

■ AAVA の動作原理 
AAVA は、入力した音楽信号を《V-I(電圧-電流)変換アンプ》で、《1/2、1/22、・・、1/215、1/216》の『16 種類の重み付けされた電流』に変換します。16 種類の電流は、それぞれ 16 個の電流スイッチによって ON/OFF、その組み合わせで音量が決まります。切換制御は、心臓部である CPU(マイクロ・プロセッサー)によってコントロールされます。
これらの電流の合成が、音楽信号の大きさを変える音量調整回路となります。
さらに終段で、合成電流を《I-V(電流-電圧)変換器》によって電圧に戻します。
このように、内部は電流モードで動作しますので、電流スイッチの ON 抵抗による影響をほとんど受けません。 


■ 合計 18 個の『V-I 変換アンプ』を搭載。入力部は、バッファー・アンプをディスクリート化で強力ドライブ 
 AAVA の雑音特性を左右する要素の一つに入力のバッファー・アンプがあります。このバッファーアンプに低雑音素子を使用したディスクリートアンプをバランス構成とすることで一層の高 S/N 化を図っています。

■ AAVA は回路構成がシンプル 
 AAVA は、増幅器とボリューム調整とが一体化した新しい概念の電子回路で、音楽信号にとって大変シンプルな構成になっています。このため、性能や音質の経年変化による劣化が少なく、長期に亘って高信頼性を保持します。

■ AAVA はアナログ処理 
 AAVA は、音楽信号を『電圧→電流』に変換、電流をスイッチで切り替えてゲインをコントロール、再び『電流→電圧』に変換する純粋なアナログ処理です。電流スイッチの切り替えは、CPU(マイクロ・プロセッサー)でタイミングや組み合わせを精密に行います。

■ 音量を変えても、高 SN 比・低ひずみ率を維持し、周波数特性や音質の変化が少ない

可変抵抗器での音量調整は、通常使用するボリューム位置でインピーダンスが増加しノイズが増えます。AAVA は、必要な『V-I 変換アンプ』を切り替えて音量(アンプのゲイン)を変える方式ですから、インピーダンス変化などの影響を受けません。
このため、実用音量レベルでもボリュームを絞った分ノイズが減少し、高 SN 比を維持することができるほか、周波数特性も変わらないため音質変化もほとんどありません。

■ ボリューム・コントロールの分解能

 AAVA は、重み付けされた 16 種類の『V-I 変換アンプ』を電流スイッチで切り替えて音 
量を可変します。16 種類の『V-I 変換アンプ』は、『2 の 16 乗=65,536』段階の組み合わ 
せが可能です。さらに上位 2 ビット分を並列接続し、片チャンネルあたり 18 個のアンプを 
使用することで実用域での大幅な性能向上を実現しています。


■ 操作感覚は従来ボリュームと同じ

 実際の操作は、ボリューム・ノブを回して、CPU でそのノブ位置を検出します。内部の動作は、ノブ位置に相当する音量になるように、電流スイッチを切り替えて AAVA のゲインを選択します。
このため、≪ノブを回して音量を変える・・ボリューム操作感覚≫は今までと全く同じになり、従来通りのリモート・コマンダーによるコントロールも可能です。

■ 左右の連動誤差やクロストークから解放 
可変抵抗器は、抵抗器のばらつきで回転角(音量)による左右レベルの連動誤差が問題となりますが、AAVA は電子回路で構成され、さらに高精度の抵抗器を使用することにより、微小レベルでも左右の音量差がほとんどありません。
また、各チャンネルを独立させることができるため、チャンネル間のクロストークもこの部分では発生せず、最良のセパレーションを得ることができます。 

■ アッテネーターや左右のバランス・コントロールも AAVA 
左右の音量バランスやアッテネーターも AAVA で行いますから、バランスボリュームやアッテネーターなど余分な回路が不要になり、シンプルな構成で高性能と高音質を実現しています。 

■ プリアンプ本体の増幅度(ゲイン)を正確に表示 
 AAVA は、入力から出力までのプリアンプ全体の増幅度(ゲイン)をボリューム・ノブの回転により、正確に変化させることができ、その数値(dB)をパネル中央部のディスプレイ部に表示します。 

2.入力ポジションに対応した位相設定が可能 
 

C-2120 内部では入力信号と出力信号は同相ですが、接続する入力や出力機器によっては位相を逆にしたいことがあります。このような場合、フロントパネル面の『PHASE ボタン』で位相を変えることができ、さらに入力セレクター、レコーダーなど全ての入力ポジションに対応し、入力端子毎に位相の設定が可能です。『INV』LED の《点灯(逆相)/消灯(正相)》で確認できます。特にバランス接続の場合、入・出力の接続コネクターの極性に合わせて簡単に設定することができます。

3.高音質・長期安定性に優れた、ロジック・リレーコントロール信号切替回路 

多くの入・出力端子やファンクションなどの切り替えで信号経路を引き回すことは、音質の劣化につながります。本機では、切り替えが必要なその場所にリレーを設置し、最短でストレートな信号経路を構成しています。これらのリレーを電子的にコントロールするのが、ロジック・リレーコントロール方式です。これに使用するリレーには通信工業用の密閉形リレーを採用し、その接点は金貼り・クロスバーツイン方式で、低接点抵抗・高耐久性の極めて質の高いものです。 


4.プリアンプのゲインを選択可能 

当社のプリアンプの標準利得は 18dB ですが、本機は全体の利得を《12dB、18dB、24dB》の 3 種類から選択することができます。フロントパネルに切替スイッチを用意していますから、スピーカーの能率等を含めて再生系のトータル・ゲインを整え、ユーザーのニーズに合わせた最適なゲインを選択してお使いいただけます。 

5.ユニット・アンプ化した回路は左右独立構成 

本機の主なアンプ回路は、入力バッファー、AAVA、バランス出力、ヘッドフォーンアンプなどの左右合計 5 ユニット・アンプ群で構成されています。各ユニット・アンプは、ガラス基材のマザーボード上に、左右完全に独立構成で配置しました。これらのユニット・アンプは、相互干渉しないように金属によるフレーム構造によりしっかり保持され、電気的干渉、物理的振動を抑制しています。 

6.左右独立させた、モノ・コンストラクション構成の理想電源 
 

電源部にも贅を尽くしました。電源回路はエネルギー源と同時に、ここから供給される負荷電流も音質に大きな影響を与え、電源の質も非常に重要になります。
本機は、フィルター用アルミ電解コンデンサーには、高音質タイプを搭載、電源トランスともに左右を独立させたモノ・コンストラクションで余裕ある強力な電源部を構成しています。
同時に内部の構造・配置的にも左右チャンネルを分離、更に全ユニット・アンプに広帯域低インピーダンス電源を搭載し、アンプ間の相互干渉を徹底的に防止し、電気的特性や音質の向上を可能にしました。

7.音質重視の専用ヘッドフォーン・アンプ回路を内蔵 
 

ヘッドフォーンでの鑑賞もリスニングの重要なファクターです。本機は、音質に配慮し、シングルエンド・プッシュプル(パワーアンプなどと同構成)の本格的なヘッドフォーン専用のアンプを設け音質に配慮しました。、ヘッドフォーン出力はメインボリュームで可変することができます。

8.音質重視の加算型アクティブ・フィルター方式トーン・コントロール 
 

プログラム・ソースのエネルギーバランスは千差万別であり、スピーカー・システム、リスニング・ルームによっても大きくバランスが変わりますが、いつも自分の好みのエネルギー・バランスに整えて鑑賞したいものです。 
本機は、本格的なグラフィック・イコライザーに使用される加算型アクティブ・フィルター方式のトーン・コントロールを搭載しました。 


この原理は右図の通りで、本来のフラット信号はストレートに通過し、必要に応じて F1、F2 で特性を作り、フラットな信号から増減させる方式で音質的に大変優れています。

BASS/TREBLE コントロールノブが中央にあるときは、フィルター回路が接地されて外れます。

低音部は 40Hz/100Hz を切り替えて BASS コントロール(最大±10dB)、高音部は 8kHz/20kHz を切り替えて TREBLE コントロール最大±10dB)が可能です。 


9.その他の機能 

レコーダーを接続し、録音・再生ができるように『レコーダー・スイッチ』、『モノ/ステレオ切り替えボタン』、表示の消灯ができる『ディスプレイ ON/OFF ボタン』を装備しています。

音質調整機能として、小音量時の量感不足を補うため、低音の量感を増す『コンペンセーター』を装備しました。

また、瞬時に音量を下げる『アッテネーター』や『ゲイン切替』スイッチなどを装備しています。

10.外部プリアンプとの切り替えができる『EXT PRE』機能 

 OUTPUT スイッチで『EXT PRE』ポジションに切り替えて、接続ケーブルを変えることなく、他のプリアンプなどを活用することができます。例えばホームシアターなどの場合、外部プロセッサーのフロント L/R の出力を接続しておけば、本機をパスして直接パワーアンプに入力することが可能です。

11.合計 10 系統の入力端子と 4 系統の出力端子 


プログラムソースの多様化に備えて、多くの入・出力端子を装備しました。入力は RCAフォノジャックが 8 系統(CD、TUNER、LINE 3 系統、レコーダー、そしてオプションの2 系統)、それにバランス入力が CD およびラインの計 2 系統と豊富です。出力は、RCAピンジャック 2 系統とバランス 1 系統、レコーダーの合計 4 系統を備えています。



12.リアパネルに 2 枚のオプション・ボードが増設可能 
 

オプションを簡単に挿入できるスロットをリアパネルに 2 枚分装備していますので、空いているスロットに任意のボードを増設することができます。

■ アナログ・ディスク入力ボード AD-30:アナログ・レコードを演奏する場合に使用します。MC/MM 型どちらのカートリッジにも対応します。

■ ディジタル入力ボード DAC-40:COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光ファイバー)、USB の 入力端 子を装備 し、CD プレ ーヤーや PC 等 と接続 し て 192kHz/24bit (COAXIAL・USB)、96kHz/24bit(OPTICAL)までのディジタル信号を入力できます。

■ ライン入力ボード LINE-10:C-2120 本体のライン入力が不足する場合に使用します。 


13.オプションボード《USB 端子付ディジタル入力ボード:DAC-40》を増設して、ディジタル入力でハイグレードな音楽再生が可能

DAC-40 は、最新の高音質・高精度『MDS++方式 D/A コンバーター』を搭載したオプションのディジタル入力ボードです。C-2120 のオプション・スロットへ増設すると、ディジタル信号を直接入力することができ、ハイグレードなサウンドを楽しむことができます。

入力端子は、USB(タイプ B)、COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光ファイバー)の 3 種類を装備し、サンプリング周波数は、COAXIAL・USB:192kHz/24bit 、OPTICAL:96kHz/24bit までの高品位音源に対応します。この中で USB 端子は、PC にダウンロードした《音楽ライブラリー》を USB ケーブルで接続して、高音質な音楽再生が可能です。 

C-2120 では DAC-40 の入力を選択できる 
DAC 入力切替ボタンとロックしたディジタル信号のサンプリング周波数を表示する機能を装備しています。

*USB 端子と PC を接続して演奏するには DAC-40 に付属する USB ユーティリティ(CD)を PC にインストールする必要があります。

14.アルミ光沢仕上げの精緻なサイドパネル
 

正面パネルは、アキュフェーズの伝統であるシャンペンゴールド色のアルミにヘアラインを施し、サイドパネル面は、アルミ素材に落ち着いた光沢塗装仕上げとしました。精緻で優美な雰囲気を醸し出し、リスニングルームの雰囲気を一段と引き立てます。 

C-2120 には、ディジタル入力ボード DAC-40、アナログ・ディスク入力ボード AD-30、ライン入力ボード LINE-10 の 3 種類のオプション・ボードが用意されています。用途に応じてリアパネルのオプション用スロットに増設してください。

・空いているスロットに、任意のオプション・ボードを増設することができます。

・ディジタル入力ボード DAC-30/DAC-20/DAC-10、アナログ・ディスク入力ボードAD-20/AD-10/AD-9 、 ラ イ ン 入 力 ボ ー ド LINE-9 も 使 用 で き ま す 。
 た だ し 、DAC-30/DAC-20/DAC-10 は入力の選択及びサンプリング周波数表示はできません。また、AD-10/AD-9 を使用する場合、C–2120 パネル面の MC/MM 切替ボタンは動作しないため、ボード上での設定が必要になります。 


 

7/6追記

6/3 にC-2120 、P-4200が当店で聴けました。

4日まえにアキュフェーズ本社試聴室ではじめてブラインドテストで聴きましたが、その時の印象と大きく変わることは無かったです。

とくに低音の迫力とリアリティが魅力の新製品のセットです。


C-2120試聴機には

オプションボード《USB 端子付ディジタル入力ボード:DAC-40》が組み込まれており、

コアキシャル・デジタル入力してみるとプリの表示部に「192kHz/24bit」とサンプリング入力が表示されます。



8月にこのセットの試聴会も予定しております。

是非ご参加ください。

その際 DAC-40のUSB入力や実力も更にテストしてみたいと思います。

 

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

2011 年末のご挨拶   2011/12
アキュフェーズ 電源 PS-1220 納品 2014/9

パワーアンプ壮観です

パワーアンプ壮観です。

と申しましても、
現在始まっています「アキュフェーズ試聴会」当店の会場ではございません。

本日は福山市のお馴染み様の納品に来ています。

オーナー様は
ピュア・オーディオ+ホームシアターもされていらっしゃるためアンプの数も沢山で、
こういった風に改めて写真に収めますと、壮観です。

コントロール部には
アキュフェーズC-3800PS-1220
CDプレーヤーにはESOTERIC P-03D-02G-0sなどが鎮座しています。



スピーカーは写っていませんが、写真下:左端にちらっとJBL K2 S-9800SEが見えます。
そう以前、新・ネットワーク交換の記事で、ご紹介したことのあるお宅です。


アキュフェーズ・パワーアンプ側は下取りさせていただいたM-2000×3台も記念写真に納まっていますが、
新パワーアンプ群 M-6000×3台、A-200×2台、PS-1220×3台とやはり豪快です。



こちらが本当のアキュフェーズ・フェアでしょうか?(笑)

オーナー様は
メインスピーカーはTANNOY Kingdom をご愛用ですが、
これからセッティング、調整、エージングと、どの様に鳴らしていかれるのでしょう・・
楽しみですね。

 

*JBL        *アキュフェーズ2009~    *TANNOY    

*ESOTERIC

JBL

ハーマンインターナショナル

 

*アキュフェーズ~2008

 

TANNOY    *スナップ

 アキュフェーズ総合カタログ

 

     

アキュフェーズ 公開クリニック&試聴会のご案内

アキュフェーズ 公開クリニック&試聴会(主力機種が勢ぞろい!)


日時  5月11日(土)
       5月12日() 盛況のうちに終了いたしました。

場所  サウンドマック当店にて

二日間はアキュフェーズの
技術、サービス、営業 3名のスタッフが常駐しており、
アキュフェーズ製品 修理/点検を
お客様立ち会いのもとで行わせて頂きます。

クリニックは事前にご予約が必要となります。 
⇒スタッフまでメール、TELなどでお申し込みください。  
 
公開クリニック当日特別価格 (事前ご予約が必要となります。)

保証期間内 :無償    
保証期間外 :有償    
     
CDプレーヤー(DP-○○○) 
3年以上5年未満   ¥3,000+部品代  

CDプレーヤー以外の製品  
5年以上10年未満   ¥5,000+部品代  
10年以上20年未満   ¥8,000+部品代  
20年以上   ¥15,000+部品代  
 上記金額には消費税は含まれません     当日、終了いたしました。

注意事項     
(A)  当日は保証書とメンテナンス製品をお持ちください。      
(B)  保証期間内であっても保証登録のない場合は有償になります。         
(C)  当日修理が不可能な場合は本社送りとさせて頂きます。  
(D)  修理はお客様立ち会いのもとで行わせて頂きます。  

 1件に付き約1時間かかります。 
一部の旧製品の症状によっては修理不能の場合もございます。
二日間のご予約数も限りが御座いますので、お申し込み時にお尋ねください。

4/20 追記
ご予約を承りましてまだ数日ですが、
既に12日()のご予約が結構入って埋まってきています。

11日(土)ご希望ご予約はまだまだ今からですが、
12日()ご希望の方がいらっしゃいましたらお早めにどうぞ!

4/27追記
主力製品 試聴機器続々入荷!

ご試聴の方は、予約は必要ございません。
本日からでもどうぞお立ち寄りください。

CDプレーヤー
DP-410、 DP-550、 DP-900 DC-901

プリアンプ
C-2420C-2820C-3800


パワーアンプ
A-46P-6100A-65A-200  

プリメイン
E-460 、 E-560E-360PS-1220ほか引き続き入荷予定
 
お好きな組み合わせでどうぞ!



5/11 AM 始まりました。
 
スナップ
サービスの高橋さんがDP-75のメカを外しています。



DP-75のCDトランスポートが外されました。

本体はメカ部がすっぽり抜けています。
いつもは、あまり見れない光景です。



トランスポートの上カバーも外されメカ部が裸状態に・・

動作部をクリーニングした後、
消耗する部品(ベルトなど)の磨耗した状態と新品部品をオーナー様の前で比較・・



消耗した部品は見ただけで全然変わり果てています。

この後、電源部、アンプ部のコンデンサー二つとロードスイッチを交換。
測定後、組み立てとスムースに進みます。
最後に音だし、チェック、ばっちりです。

それにしても、こんなに手際のよいサービスマンの方は初めてお目に掛かりました。
しかもタフな方です。本日も何台こなされたでしょうか・・

加えて高橋さんは大のカープファンらしく、
関東圏から広島のマツダ・スタジアムまで2泊3日の強行軍でよく来られるそうです。
親しみがわきます。(笑)

5/12   スナップ

本日の一台目はE-350
目立った症状はメーターのランプが暗くなったとのこと・・



ランプ基板修理とランプ交換後
オーディオアナライザーでひずみ率ほか検査



高橋さんは回路動作の解説までオーナー様に細かく説明をされていて
まさにプレゼンテーションもお出来になるスーパー・サービスマンです。



オシロでスイッチのガリオームなど検査

 


使用年数の経ったアンプは、音だけ聴いたのでは分からないのですがオシロスコープで見ると劣化してきている部分がよく判ります。
 

▼こちらはC-3800A-46DP-550など只今、大ヒットモデルを設計、もしくは携わっておられる
田尾さんによる解説付き 試聴ルームとさせていただきました。

スタッフとの雑談のなかにも、比較的リーズナブルなアンプのなかでは
A-46をBTLで使用すると更にすごい! と我が子のようなA-46にも愛情が溢れます。





何故BTLがよいのか・・も設計に素人の私たちにアース電流の行く先、
信号増幅時の電流の向きなどを図に描いて説明いただきました。
バランスのような動作をするということです。

BTLは本当にメリットだけなのか、 動作時の高調波歪について、
聞きかじりの古い定石で食い下がってみましたが、
実際に実測でも悪くなるデーターは無いそうです。

もちろん、
ダンピング・ファクターの件も織り込み済みですが、
最終はオーナー様のお好みということで。